人生を輝かせる言葉。人生で大切にしたい言葉

好きな言葉。出会った言葉。自分がその時心を打たれた言葉をブログで残していきたいと思います。

強さとは何か、心だと思います。②

前回の記事でも少し触れましたが、人間として成長させたいというのはほとんどの指導者が思っていることだと思います。



それでは実際の現場はどうか。
最優先しているものは何か。
最優先しなければならないことは何か。




中学校という現場では部活動の時間がかなり制限されます。
冬のこの時期は1日30分。
これが11、12、1月と3ヶ月も続きます。
この短い時間の中で自分にできることは何か。




ある指導者はこう言います。
「中学校の部活動はそのスポーツを好きにさせることが大切。
スポーツの楽しさを理解して、本当の厳しさは高校で経験すればいい。
だから中学校では勝つことよりむしろ人間教育や楽しさを伝えることを重視するべきだ。
そうしてたくさんの子どもが高校でそのスポーツを続けてくれるようにしたい。」




またある指導者はこう言います。
「やるからには勝たせてあげたい。学校生活も大事にするし、部活動も大切にする。中学校で厳しい指導をしてそのスポーツが嫌になってしまうようなら、結果的に高校に行ってからでも同じこと。だったら中学校でも勝たせてあげるのが大事。その方が本当に好きになれる。」





両者が両極端だとは思いません。むしろ最終的な想いやゴールは似通ったものなのではないかと思います。
ただアプローチは全然違う。



また、指導者、選手、保護者の3者は必ずしも想いが重なるとは言えません。
むしろ重ならないことの方が多くあります。


その中でいかにして子どもを成長させていくのか、指導者が考えるべきこと、身に付けるべきことは本当に数多くあります。


学生スポーツ界では、特にその日程などで現在多くの問題があります。


例えば甲子園。
投手はプロ野球では絶対にありえない期間で、絶対にありえない球数を投げます。


例えば陸上。
インターハイでは日程の関係で3日で10本近くのレースをこなす選手もいます。また長距離女子では過度の減量で無月経で子どもが産めなかったり、それによる疲労骨折で選手生命を断たれている選手もいます。


例えば高校サッカー。
こちらもJリーグでは絶対にありえない日程で試合を重ねて行きます。



そういったリスクは指導者として常に頭に入れて指導しなければいけません。



さまざまな要因があって、
それでも人間性を鍛え上げ、実力も鍛え上げる…



最終的に子どもが幸せになれる指導とは何なのか。



森島監督からいろいろ学んでみたい。